CTやMRIなどで撮影された2D連続スライス画像データはDICOMと呼ばれるファイルフォーマットで出力されます。このDICOMファイルはそのままでは3Dデータとして使用することができません。
弊社では、このDICOMファイルを様々なソフトにより3Dデータに変換いたします。
また、変換しただけでは3Dプリンターに出力したり、3Dデータとして活用することができない場合が多いため、単なるデータの変換だけではなく、使用用途を伺った上でDICOMデータを3Dプリントやものづくり用のデータに加工・修正も行います。3Dプリントでの模型製作も可能です。
脳は、その上下で閾値が異なったり、膜が付いていることにより、非常にデータの抽出が困難であるため、3Dデータとして活用できるデータにするには、様々な工程を経て修正を重ね、データを完成させます。
(DICOM読込→ボリュームレンダリング)
(データ詳細修正→寸法設計)
血管の3Dデータ作成においても、脳と同様、閾値の違いにより、いっぺんに抽出することが困難であるため、抽出する数値をコントロールしながら、少しずつデータを採集していきます。
一回目に抽出した血管データ
抽出する数値をコントロールしながら必要なデータをさらに抽出
動脈
静脈