社員・仕事を知る

ゼロから事業をつくり、育てる。

営業 久保拓也

神戸支店 2007年入社
滋賀県立大学 工学部 機械システム工学科 卒業

技術のバックボーンを持つ営業として

NextMED開発室(現 神戸支店)が開設された約半年後の2008年に、営業担当として配属となりました。もともとは理系出身です。それまでは製造本部で工場の課題解決や品質管理に関する業務に携わっていました。「技術職から営業職へ」というキャリアは、めずらしいケースでしたが、戸惑いは全くありませんでしたね。当社のような付加価値の高い技術を強みとするメーカーにおいて「技術がわかる営業」というのは理想的だと感じましたし、実際にお客様との会話の中で、大学で学んだ機械システム工学の知識が役立つことも多々あります。
当時、医療系営業メンバーは私を含めて二人。何もない手探り状態からのスタートでしたが、「いつか医療分野を事業の柱のひとつに!」という想いが、私たちの背中を押していました。

医療分野でいち早く存在感を発揮

これまで当社が手がけてきたものと、新たに医療分野でつくる製品との一番の違いは、「人のからだの中に入ること」。そのため、薬事法をはじめ医療分野におけるものづくりの知識を習得することが最初のハードルでした。学会やセミナーに足を運んだり、資料や文献を調べたり、時には訪問先のお客様に「教えていただけないですか」とお願いしたり。軌道にのってきたなと感じたのは、3年目あたりから。医療現場で樹脂製品が注目されはじめたこと、そのころ、国の成長戦略として医療分野の成長が掲げられましたが、それ以前に事業をスタートしていたことなどがアドバンテージとなりました。人工関節のオーダーが殺到して製造工場がどこもフル稼働。そんな状態が続いた時期もあり、「事業の柱に」という目標にようやく一歩近づいた想いでした。

世界初の製品で新たな境地へ

現在は、既存のお客様へのフォローはもちろん、全国の医療機器メーカーやこれまでメインだった整形外科以外の領域へのアプローチなど、新規開拓を積極的に進めています。そんな中で私がつねに大切にしているのは、何かあれば最初に声をかけていただけるお客様との関係づくり。実際に、金属やゴムといった、当社が本来扱わない製品に関してご相談をいただくこともあり、お客様は、私たち営業に「すべてを任せたい」と思ってくださり、信頼していただいているのだと実感します。そうしたニーズにお応えしながら、当社の製品もまたリピートしていただく。それが営業として一番うれしいですね。
うれしいと言えば、粒子線治療専門病院のお客様と約3年の月日をかけて共同開発したボーラス(※1)が、実際の治療に使用されることが決まりました。世界初の3Dプリンターで製造されたボーラスです。まさに「技術営業」としての成果でもあるこの製品が医療現場に大きく貢献することはもちろん、事業の成長にも貢献できるよう育てていくことが、今後の目標です。

※1)がんの粒子線療法において粒子線を腫瘍の形に成形するためのフィルター

ページトップ